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初心者におすすめ!簡単操作のオートフォーカス一眼レフカメラ(フィルムカメラ)10選

初心者におすすめ!簡単操作の35mmオートフォーカス一眼レフカメラ(フィルムカメラ)10選

この記事では、初心者の方でも全自動で簡単に撮影できるフィルムカメラの一眼レフカメラおすすめ機種を紹介します!

最近、どんどん人気が高まっている中古フィルムカメラ。
なかでも、2020年くらいから人気を集めているのが、初めてフィルムを使う人でも簡単に操作できる、オートフォーカス・全自動のカメラです。

とくに小さく持ち歩きやすい「コンパクトカメラ」(コンパクトフィルムカメラ)に人気が集まっているようですが、操作が簡単な種類はほかにもあるんです。
それが「一眼レフカメラ」です。

一眼レフというと操作が難しそうに感じるかもしれませんが、じつは多くの機種が、シャッターを押すだけの簡単操作だけでOK。
しかも、コンパクトフィルムカメラよりも安い価格で買える場合も多いです。

手頃な価格で写りがいいフィルムカメラが欲しい方。
コンパクトフィルムカメラからステップアップしたい方。

ぜひお気に入りの中古一眼レフカメラを手に入れる参考にしてくださいね。

フィルムカメラもデジカメ・レンズも最高値の買取を約束します!

初心者におすすめの35mmオートフォーカス一眼レフカメラ10選

それでは早速、初心者の方でも簡単に使えるオートフォーカス一眼レフカメラを紹介します!

この記事で紹介する中古フィルムカメラはすべて、

  • フィルムを入れる
  • シャッターボタンを押す
  • フィルムを1本撮り終わったら自動で巻き戻される

という操作がすべて自動です。

どの機種もとても簡単に撮影を楽しむことができますよ。

1.Canon New EOS Kiss

Canon New EOS Kiss

特徴自動で使える
完成度がとても高い
コンパクトで軽い
おすすめレンズCanon EF 28-80mm F3.5-5.6 IV USM
Canon EF 50mm F1.8 II
Canon EF 50mm F1.8 STM
ほか「Canon EFマウント」用の各種レンズ
電池CR123A リチウム電池(Amazon) x2
ストロボ内蔵
日付写し込み機能NG(2019年まで)
発売年1996年[1]「New EOS Kiss – キヤノンカメラミュージアム」(2022年7月19日閲覧)
メーカーCanon(キヤノン)

まず最初におすすめするのが、Canon(キヤノン)のオートフォーカス一眼レフカメラ、New EOS Kiss(ニュー イオス キス)です。

Canon New EOS Kissの特徴は、とても小型で、操作も簡単ということ。
EOS Kissシリーズは、どちらかといえば「カメラが好きな人向け」だった一眼レフがカメラに詳しくない人にも普及する大きなきっかけを作ったシリーズ。
とても大ヒットしたカメラだけあって、性能も使いやすさも最高レベルです。

使い方はとても簡単。
フィルムを入れたら、左手側のダイヤルを緑色の□マーク(またはPマーク)に合わせて、シャッターボタンを押すだけ。

しかも、プロ向けのカメラとほぼ同様の機能を備えているので、フィルムカメラに慣れてきたら、より多彩な表現にステップアップすることもできますよ。

EOS KissをはじめCanon EOSシリーズは、発売から20年以上経っているにもかかわらず問題なく使えるものが多いのもポイント。
中古のオートフォーカス一眼レフカメラを買うなら、Canon EOS KissなどEOSシリーズがおすすめです。

次以降にもほかのEOS Kissシリーズを紹介していきますが、大きな特徴、使い方はほとんど一緒です。

Canon New EOS Kissのレビュー記事・作例

Canon New EOS Kissの作例

こちらの記事で、写真家のいくた りかさんによるCanon New EOS Kissのレビューと作例を紹介しています。
ぜひご覧ください。

Canon New EOS Kissで青春18切符 清里の旅【旅×フィルムカメラ第11弾】

New EOS Kiss&EOS Kissシリーズ 中古購入時の注意点

New EOS Kissシリーズをはじめ、EOS Kissシリーズを購入するときに注意したいこと。

それが、経年変化でグリップがべたつくということです。

これはグリップの表面のゴム系の素材が「加水分解」してしまうことが原因。
アルコールで拭いて除去することもできるのですが(火気に注意)、もしこれから中古で購入するなら、あらかじめお店でグリップのべたつきを除去した整備済みのものを選ぶとよいでしょう。

また、この記事で紹介する他の機種にも共通しますが、レンズは別売りです。
カメラの特徴を紹介する表に書いてある、おすすめレンズをぜひ参考にしてくださいね。
(レンズセットで販売されている場合もあります)

「初代」EOS Kissは注意が必要

このNew EOS Kissの前には、初代のCanon EOS Kissというフィルムカメラもありました。

初代 Canon EOS Kiss

この初代EOS Kissはシャッターの動作に不具合が生じるので注意が必要です。
それ以外のEOS Kissシリーズについては、その問題は発生しないので、そちらのほうがよりおすすめです。

※注意が必要な中古一眼レフカメラについては、記事の後のほうで解説します。

2.Canon EOS Kiss III

Canon EOS Kiss III

特徴自動で使える
完成度がとても高い
コンパクトで軽い
おすすめレンズCanon EF 28-80mm F3.5-5.6 V USM
Canon EF 50mm F1.8 II
Canon EF 50mm F1.8 STM
ほか「Canon EFマウント」用の各種レンズ
電池CR2 リチウム電池(Amazon) x2
ストロボ内蔵
日付写し込み機能NG(2019年まで)
発売年1999年[2]「EOS Kiss III – キヤノンカメラミュージアム」(2022年7月19日閲覧)
メーカーCanon(キヤノン)

Canon EOS Kiss III(イオス キス スリー)は、上で紹介したNew EOS Kissの改良版。

主な特徴はそのままに、プロ向け機種の機能をフィードバック。
オートフォーカスや露出(写真の明るさの制御)の性能が向上して、初心者でもよりきれいな写真が撮れるようになりました。

もちろんこちらも、フィルムを入れてシャッターを押すだけでOKです!

中古の価格はNew EOS Kissとほとんど変わらないので、お店に両方並んでいるときは、こちらの中古を選ぶのがおすすめ。
※New EOS Kissも性能は十分なので、見た目で選んでもOKです!

Canon EOS Kiss III L

Canon EOS Kiss III L

EOS Kiss IIIには、マイナーチェンジ版のEOS Kiss III Lという機種もあります(2001年発売[3]「EOS Kiss III L – キヤノンカメラミュージアム」(2022年7月19日閲覧))。
こちらは外装に金属部品が使われ、外装の色が変化。
性能は基本的にEOS Kiss IIIと同じです。

3.Canon EOS Kiss 5

Canon EOS Kiss 5

特徴自動で使える
完成度がとても高い
コンパクトで軽い
グリップがべたつかない
おすすめレンズCanon EF 28-90mm F4-5.6 II USM
Canon EF 50mm F1.8 II
Canon EF 50mm F1.8 STM
ほか「Canon EFマウント」用の各種レンズ
電池CR2 リチウム電池(Amazon) x2
ストロボ内蔵
日付写し込み機能使用可能(2099年まで)
発売年2002年[4]「EOS Kiss 5 – キヤノンカメラミュージアム」(2022年7月19日閲覧)
メーカーCanon(キヤノン)

Canon EOS Kiss 5(イオス キス ファイブ)は、上で紹介したEOS Kiss IIIをさらに改良した機種。

小さく軽く、操作が簡単なのはほかのEOS Kissシリーズと同じ。
性能はさらに向上し、オートフォーカスの使用感は2000年代のデジタル一眼レフカメラにも負けません。

背面の液晶が大きくなり、さらに使いやすくなりました。

Canon EOS Kiss 5

(※フィルムカメラなので、液晶を見ながら撮影したり、撮影した写真を液晶で見ることはできません)

さらに。
このCanon EOS Kiss 5にはほかのEOS Kissシリーズにはないおすすめポイントが。
それが、New EOS Kissの箇所で解説したグリップのべたつきが生じないということ。
グリップがプラスチックそのままの仕上げになっているので、経年変化する心配がありません。

また、New EOS KissやEOS Kiss IIIでは2019年までしか使えなかった日付写し込み機能が、このEOS Kiss 5からは2099年まで対応
つまり、年は2ケタ表記なので永遠に使えるようになりました。

注:日付写し込み機能とは

日付写し込み機能の例(CONTAX T3 撮影:雨樹一期さん)

日付写し込み機能とは、上の写真の右下に入っているように、撮影した日付をフィルムに入れることができる機能のことです。
写真は撮影:雨樹一期さん、使用カメラ:CONTAX T3 作例記事はこちら

機種によっては2019年までしか日付が対応していない場合があります(2019年の次が2020年ではなく、1994年など昔の日付にループしてしまう)。
どのカメラが対応しているかはそれぞれ表に書いたのでご覧ください。

さて、EOS Kiss 5ですが、すでにデジタルカメラが普及しはじめている2002年の発売なので、それまでのEOS Kissシリーズに比べて中古の数は少ないです。
そのため中古価格も、他のEOS Kissシリーズよりも高めになっています。

Canon EOS Kiss Lite

Canon EOS Kiss 5の姉妹機種(廉価版)機種として、EOS Kiss Liteというフィルムカメラも発売されました(2003年[5]「EOS Kiss Lite – キヤノンカメラミュージアム」(2022年7月19日閲覧))。

いま実際に使うことを前提に考えると、性能はEOS Kiss 5とほとんど同じ。
日付も2099年まで(=いつまでも)写し込めます。
ただし残念ながら、グリップの内側にべたつきが生じる不具合があります。

4.Canon EOS Kiss 7

特徴自動で使える
完成度がとても高い
コンパクトで軽い
おすすめレンズCanon EF 28-90mm F4-5.6 III
Canon EF 50mm F1.8 II
Canon EF 50mm F1.8 STM
ほか「Canon EFマウント」用の各種レンズ
電池CR2 リチウム電池(Amazon) x2
ストロボ内蔵
日付写し込み機能使用可能(2099年まで)
発売年2004年[6]「EOS Kiss 7 – キヤノンカメラミュージアム」(2022年7月19日閲覧)
メーカーCanon(キヤノン)

フィルムカメラのCanon EOS Kissシリーズ最後の機種。
それがEOS Kiss 7です。

こちらも背面には大きな液晶がついていて、ほとんどデジタルカメラ同様の操作感で使うことができますよ。
(※液晶を見ながら撮影したり、撮影した写真を液晶で見ることはできません)

しかも性能もパーフェクト。
1/4000秒のシャッターという、昔ならプロ向けのカメラにしかなかった機能が、初心者向けのフィルムカメラなのに普通に搭載されています。
なのにもちろん、操作はとても簡単です。

ただし、デジタルカメラの時代になってからの発売のため中古は少なく、中古価格も他のEOS Kissシリーズより高くなっています。
またこちらの機種もグリップにべたつきが生じます。

5.Canon EOS 7・EOS 7s

Canon EOS 7

Canon EOS 7s

特徴自動で使える
中級機で完成度が高い
慣れてきたとき操作が便利
おすすめレンズCanon EF 28-105mm F3.5-4.5 II USM
Canon EF 50mm F1.8 II
Canon EF 50mm F1.8 STM
ほか「Canon EFマウント」用の各種レンズ
電池CR123A リチウム電池(Amazon) x2
ストロボ内蔵
日付写し込み機能NG(2019年まで)
発売年2000年(EOS 7)[7]「EOS 7 – キヤノンカメラミュージアム」(2022年7月19日閲覧)
2004年(EOS 7s)[8]「EOS 7s – キヤノンカメラミュージアム」(2022年7月19日閲覧)
メーカーCanon(キヤノン)

Canon EOS 7(キヤノン イオス セブン)EOS 7sは、上で紹介してきたEOS Kissシリーズよりもグレードが少し上の中古フィルムカメラ。
フィルム一眼レフカメラとしては中級モデルです。

EOS Kissシリーズも簡単操作で十分な性能でしたが、EOS 7とEOS 7sは、シャッターを押すだけの簡単操作から、思い通りの写真を撮るための高度な機能まで、より便利に使用可能。
フィルムカメラに慣れてきて、いろいろな設定を試してみたいと思ったときに、EOS Kissシリーズに比べて操作用ダイヤルが多いので、瞬時に設定を変えることができるのです。
(※もちろん、全自動での操作も便利に使えます)

ファインダーも、EOS Kissシリーズがペンタミラーという鏡を使っているのに対し、EOS 7と7sはペンタプリズムというガラスが詰まったより上級の仕様になっているので見やすくなっています。

ただし、グリップのべたつきはこのカメラでも発生します。
また、日付写し込みの機能は2019年までしか使えない仕様になっています。

初心者向けのEOS Kissシリーズではプラスチック製だった「レンズマウント」などの部品が金属になっているのもポイント。

Canon EOS 7

上で紹介したEOS Kiss 5やEOS Kiss 7といった新しめの機種よりも安い価格で中古が手に入ることも多いです。
お手頃な価格で本格派フィルム一眼レフカメラを使うことができますよ。

Canon EOS 7の関連記事

こちらの記事でCanon EOS 7について詳しく解説しています。

Canon EOS 7・7s 高い完成度を誇るフィルム最後の中級機

6.Nikon U

Nikon U

特徴自動で使える
初級機種ながら完成度が高い
Nikonのさまざまなレンズが使える
おすすめレンズAF Zoom Nikkor 28-80mm F3.3-5.6G
Ai AF Nikkor 50mm F1.8 D
ほかNikon Fマウントの各種レンズ
(全機能が使えるのはオートフォーカスレンズ)
電池CR2 リチウム電池(Amazon) x2
ストロボ内蔵
日付写し込み機能使用可能(2049年まで)[9]「U:主な仕様 – フィルム一眼レフカメラ | ニコンイメージング」(2022年7月19日閲覧)
発売年2001年[10]「オートフォーカス一眼レフカメラ「ニコン U」ご愛用のお客様へ」(2022年7月19日閲覧)
メーカーNikon(ニコン)

Nikon U(ニコン ユー)は、2001年にニコンが発売した初心者向けの一眼レフカメラ。

Nikon(ニコン)といえば、プロ向けのカメラで有名なメーカー。
そのイメージ通り、このNikon Uは、操作が簡単でコンパクトな一眼レフカメラながら、とてもしっかりとした作りをしています。

上で紹介してきたCanonのEOS Kissシリーズではプラスチックだったレンズマウントなどの部品も、このNikon Uはきちんと金属製。

Nikon U

なにより、手に持ったときにCanonのEOS Kissシリーズよりもかっちりした感覚があるのは、やっぱりニコンのカメラだな、という印象です。

ボディの色は、当時のニコンのカメラによく使われていたゴールド系のメタリック
プラスチック製ながら質感はとてもよいです。

※ただし、このNikon Uもグリップのべたつきは発生します。整備済みの中古を買うのがおすすめです。

全自動・簡単操作だけど本格派、そんなフィルム一眼レフカメラが欲しい方に、ぜひおすすめしたい機種です!

7.Nikon U2

Nikon U2

特徴自動で使える
初級機種ながら完成度が高い
Nikonのさまざまなレンズが使える
おすすめレンズAF Zoom Nikkor 28-80mm F3.3-5.6G
Ai AF Nikkor 50mm F1.8 D
ほかNikon Fマウントの各種レンズ
(全機能が使えるのはオートフォーカスレンズ)
電池CR2 リチウム電池(Amazon) x2
ストロボ内蔵
日付写し込み機能使用可能(2049年まで)[11]「U2:主な仕様 – フィルム一眼レフカメラ | ニコンイメージング」(2022年7月19日閲覧)
発売年2003年[12]「価格.com – ニコン U2 ボディ スペック・仕様」(2022年7月19日閲覧)
メーカーNikon(ニコン)

Nikon U2(ニコン ユーツー)は、上で紹介したNikon Uの改良機種
露出(写真の明るさの設定)などの機能が向上し、よりきれいな写真が撮れるようになりました。

操作はシャッターを押すだけの全自動でOK、とても簡単なのは同じ。

Nikon Uの中古は基本的に金色系のボディ色のものしか見つかりませんが(海外版ではブラックボディもあった模様)、こちらのNikon U2では日本国内版でもブラックボディが販売されました。
黒いボディで小型のニコン製フィルム一眼レフカメラが欲しい方におすすめです。

※グリップのべたつきは発生するので、整備済みの中古を買うのがおすすめです。

ほかにNikon Usという機種もある

Nikon UシリーズにはNikon U、U2のほかに、Nikon Us(2002年[13]「価格.com – ニコン Us ボディ スペック・仕様」(2022年7月19日閲覧)という廉価機種もあります。
こちらは少し機能が削減されていますが、いま実際に使ううえでは機能面で問題に感じることはないと思います。
その代わり重量が軽くなっています。

8.Nikon F80(F80D/F80S)

Nikon F80

特徴自動で使える
中級機種で性能・完成度が高い
Nikonのさまざまなレンズが使える
おすすめレンズAF Zoom Nikkor 28-80mm F3.3-5.6G
Ai AF Nikkor 50mm F1.8 D
ほかNikon Fマウントの各種レンズ
(全機能が使えるのはオートフォーカスレンズ)
電池CR123A リチウム電池(Amazon) x2
ストロボ内蔵
日付写し込み機能使用可能(2049年まで)[14]ニコンイメージング公式Webサイトより「F80D」(2022年7月19日閲覧)
発売年2000年
メーカーNikon(ニコン)

Nikon F80は、2000年に発売した中級一眼レフカメラ。
上で紹介したCanon EOS 7のライバルともいえる存在です。

機能は非常に充実していて、操作するダイヤルが使いやすい配置になっているので、フィルムカメラに慣れてきたときにさまざまな設定を行うのがとても便利になっています。
ファインダーも「ペンタプリズム」という高級な仕様になっているのでとても見やすいですよ。

もちろん、慣れるまではシャッターを押すだけの操作でOK!

Nikon F80にはF80DとF80Sという2種類のモデルがあります。
F80Sには、フィルムに撮影データを写し込む機能がついていて、F80Dにはその機能がないというのが違い。
ですが、初心者の方が使う場合、あまり違いを気にしなくてもよいでしょう。

(F80Dには「D」とついていますがデジタルカメラではありません)

なお、この機種もグリップのべたつきは生じるので整備済みのものがおすすめです。

9.Nikon F100

Nikon F100

特徴自動で使える
ほぼプロ向けの高性能カメラ
Nikonのさまざまなレンズが使える
おすすめレンズNikon Fマウントの各種レンズ
(マニュアルフォーカス時代のレンズも使用可能)
電池単3乾電池 x4本
(標準装備の電池ホルダーの場合)
他にもリチウム電池等各種対応
ストロボなし(外付け可能)
日付写し込み機能データバックMF-29装着により可能[15]「F100:主な仕様 – フィルム一眼レフカメラ | ニコンイメージング」(2022年7月19日閲覧)
(2049年まで)
発売年1998年
メーカーNikon(ニコン)

Nikon F100は、上で紹介したNikon F80よりもさらに上のグレードのフィルム一眼レフカメラ。
当時のプロ向け機種、Nikon F5の機能をフィードバックした、とても高性能なモデルです。

外装はマグネシウム合金の金属製。
スペック面もプロ向け機種そのものです。

もちろん、初心者の方が使う場合、全自動で簡単に使用可能。

サイズこそちょっと大きめですが、本格派フィルム一眼レフカメラを最初から手に入れたい!
そんな方におすすめです。

Nikon F100の関連記事と作例

Nikon F100の作例

こちらの記事で、写真家のいくた りかさんによるNikon F100の作例とレビューを掲載しています。

【Nikon F100作例】カメラ女子が長野県小谷村で雄大な自然と人のやさしさに魅せられたお話。【旅×フィルムカメラ第5弾】

またこちらの記事でもNikon F100について解説しています。

ニコンF100 コンパクトなボディに高性能を詰め込んだF5の弟分

10.MINOLTA α-7

MINOLTA α-7

特徴自動で使える
上位機種に準じる高機能
大きな液晶で使いやすい
おすすめレンズMINOLTA AF ZOOM 24-85mm F3.5-4.5
ほかMINOLTA Aマウントの各種レンズ
電池CR123A リチウム電池(Amazon) x2
ストロボ内蔵
日付写し込み機能使用可能(2039年まで)[16]ケンコー・トキナー 公式WebサイトよりMINOLTA α-7使用説明書(pdf)(2022年7月19日閲覧)
発売年2000年[17]「ミノルタの歩み 2000 | コニカミノルタ製品アフターサービス – 株式会社ケンコー・トキナー」(2022年7月19日閲覧)
メーカーMINOLTA(ミノルタ)

MINOLTA α-7(ミノルタ アルファ セブン)は、2000年に発売したオートフォーカスの一眼レフカメラ。
とても高性能かつ軽快、もちろん初心者の方でも簡単に使用できるモデルです。

最大の特徴が、背面に大きな液晶があるということ。
液晶はモノクロですが、撮影についてのさまざまな情報を大きく表示してくれるので、初心者の方でもフィルムカメラの操作にすぐ慣れていくことができますよ。

MINOLTA α-7

※ただし、フィルムカメラなので撮影した写真を表示したり、液晶を見ながら撮影することはできません

MINOLTA(ミノルタ)のオートフォーカス一眼レフカメラは、いま実用しようとすると問題があるものが多いため(後述)、このα-7は貴重な選択肢です。

グリップがべたつく場合があるので、整備済みの中古を購入するのがおすすめです。

MINOLTA α-7 関連記事

MINOLTA α-7についてはこちらの記事で解説しています。

ミノルタα-9&α-7 MINOLTAフィルム一眼レフの完成形で抜群のファインダーを楽しむ

またこちらの記事では、α-7のもととなった上位機種、α-9を写真家の雨樹一期さんがレビューしています。

オールドレンズ撮り比べ⑫MINOLTA AF 85mm F1.4(作例あり)

フィルムカメラもデジカメ・レンズも最高値の買取を約束します!

注意が必要な中古オートフォーカス一眼レフカメラ

オートフォーカスの一眼レフカメラには、不具合が生じたりと注意が必要な機種もあります。
ここではその理由について解説します。

1.1990年代中ごろまでのMINOLTA(ミノルタ)製一眼レフ

MINOLTA α-8700i ミール

日本のMINOLTA(ミノルタ)は、オートフォーカスの一眼レフカメラでとても人気があったメーカーです。
1985年に発売したMINOLTA α-7000という機種は、オートフォーカスの一眼レフカメラとしては初の実用的な機種で、オートフォーカス一眼レフが普及するきっかけとなりました。

さて、そんなMINOLTAの一眼レフカメラ、αシリーズ(アルファシリーズ)には問題があります。

それが、グリップがボロボロになってしまうということです。

グリップがボロボロになったα-5700i(右上)
↑グリップがボロボロになったMINOLTA α-5700i(右上)

上で紹介したおすすめ機種にも経年変化でグリップがべたつくものがありましたが、アルコールで清掃するという対処方法がありました。
いっぽうMINOLTAの一眼レフカメラは、べたつく代わりにグリップが固くなり、ひび割れてポロポロと崩壊してしまうのです。

ただし、カメラ本体の動作には影響しないので、グリップがボロボロな以外は動作に問題がないカメラが多く存在しています。

対処方法としては、グリップの部分を自分ではがして、代用品を貼り付けることでとりあえず使うことは可能です。

※グリップ部分に金属製のグリップセンサーがある機種もあるため、自家補修のしやすさは機種によります。また、最廉価機種にはそもそもグリップがプラスチック製で劣化しないものもあります。

MINOLTA製カメラを直して使う場合のおすすめ機種

MINOLTA製一眼レフカメラのグリップについては、撮影自体は可能なため、DIYで直して使うこと自体は可能です。
もし使ってみたい場合、グリップが劣化するのはどの機種も同じ、かつ中古の価格は上位機種も下位機種も変わらないため、中古で買うなら上位機種がよりおすすめです。

具体的には

  • MINOLTA α-7700i
  • MINOLTA α-8700i
  • MINOLTA α-7xi(さらに上位機種のα-9xiは価格が高め)
  • MINOLTA α-707si

といった機種が選択肢となるでしょう。

MINOLTA α-7000も動作自体に問題がないものが多いですが、単4乾電池や単3乾電池を使うため、液漏れしたジャンクが多いのが難点です。

2.MINOLTA α-Sweetシリーズ

MINOLTA α-Sweet

α-Sweet(アルファ スウィート)シリーズは、1990年代後半~2000年代前半にかけてMINOLTA、合併後のKONICA MINOLTAが販売したフィルム一眼レフカメラです。
Canon EOS Kissシリーズと並んで、初心者でも簡単に使える一眼レフカメラとして人気を博しました。

ですが、このMINOLTA α-Sweetシリーズには問題点があります。

それが、ファインダーが変色してしまうことです。

これは、ファインダーに使われているペンタミラーという部品(鏡)が経年劣化することが原因。
ファインダーが徐々に黄色~オレンジ色になって、最後にはファインダー全体に色がついて見えなくなってしまいます。

なお、この不具合はα-Sweetシリーズだけでなく、α-360siなどペンタミラーを用いた他のミノルタ製機種にも生じます。
※なお、この記事で紹介した機種ではCanon EOS KissシリーズやNikon U、U2にもペンタミラーが使われていますが、こちらはいまのところ劣化は報告されていません。

見た目のうえではファインダーの周辺部だけしか問題がないものもあるので、そのほかの動作に問題がなければ、撮影自体は可能です。

3.PENTAX(ペンタックス)の一眼レフカメラ(1990年代半ば以降)

PENTAX MZ-7

1990年代中ごろからPENTAX(ペンタックス)が販売したフィルム一眼レフカメラにも不具合があります。

具体的には

  • Zシリーズ後期の機種
  • MZシリーズ
  • *istシリーズ(*istは「イスト」と読みます)

これらのフィルムカメラには、内部に使われているギアが割れる症状があり注意が必要です。

4.1990年代半ば以前のCanon EOSシリーズ

初代 Canon EOS Kiss

おおむね1995年くらい以前のCanon EOSシリーズには、ダンパーゴムという部品が溶け出して、シャッター羽根に付着するという注意点があります。

この問題は多くの機種で発生しますが、中古をよく見かける機種で気をつけたいものとしては

  • Canon EOS Kiss(初代、1994年):基本的にNGです
  • Canon EOS 55(1995年):後期型は発生しないといわれていますが、EOS 55にはほかにも不具合があるので避けたほうが無難です

なお、その時代のものでも上位機種ではこの不具合は発生しないといわれています。
もちろん、さらに上位機種のEOS 3やEOS 1系機種も問題なく使用できます。

5.Canon EOS 55の裏蓋

Canon EOS 55

Canon EOS 55は1995年に発売した、Canonの中級一眼レフカメラ。

EOS 55には上記のシャッターの注意点(前期型)のほか、裏蓋ロックが破損することがあります。
これは、裏蓋をロックする爪の部分が薄いため、折れてしまいやすいというもの。

中古を買う際には注意しましょう。

6.その他メーカーのオートフォーカス一眼レフカメラ

オートフォーカスのフィルム一眼レフカメラは他のメーカーからも発売されました。

  • KYOCERA(京セラ)
  • OLYMPUS(オリンパス)
  • CHINON
  • SIGMA

ですが残念ながら、これらのメーカーをあえて選ぶのは、あまりおすすめできません。

理由はまず、(SIGMAは別ですが)発売年が古く、壊れているものが多いこと。
そして、どれもオートフォーカスの一眼レフカメラとしてはマイナーなため、購入した後にレンズやアクセサリーなどを探そうとしても、見つからないことが多いことです。

初心者の方がこれから初めてオートフォーカスのフィルム一眼レフカメラを買う場合、上でおすすめしたようなメジャーなメーカーのものにするのがよいでしょう。

※もちろん、親が使っていたものをもらった、実家にあったものが動いた、などの場合はそのまま使ってOKです。

オートフォーカス一眼レフカメラ 購入時のTips

最後に、これからオートフォーカス一眼レフカメラを購入するときに役立つ情報をご紹介します。

一緒に購入するレンズについて

この記事で紹介してきたオートフォーカス一眼レフカメラは、どれもレンズが交換式です。

そのため、ボディとレンズが別売りのことも多いです。

機種を紹介する表におすすめのレンズを掲載しましたが、それ以外にもレンズの種類がたくさんあります。
これから初心者の方が購入するときに意識したいこととしては――

1.おすすめは標準ズームレンズ

Canon EF 28-105mm F3.5-4.5 II USM

この記事で紹介した多くの初心者向け機種にもっとも似合うレンズ。
それが標準ズームレンズです。

この記事で紹介したものでは、

Canonなら

  • Canon EF 28-80mm F3.5-5.6 IV USM
  • Canon EF 28-80mm F3.5-5.6 V USM
  • Canon EF 28-90mm F4-5.6 II USM
  • Canon EF 28-90mm F4-5.6 III
  • Canon EF 28-105mm F3.5-4.5 II USM

Nikonなら

  • AF Zoom Nikkor 28-80mm F3.3-5.6G

MINOLTAなら

  • MINOLTA AF ZOOM 24-85mm F3.5-4.5

が標準ズームレンズです。

標準ズームレンズは広角からある程度の望遠まで、使いやすい範囲を撮影することが可能。
また、製造された数が多いので比較的安く購入できます。

↑に書いたレンズは一例で、各メーカーともほかにも多くの種類のレンズがあります。
もしわからないときは、お店の人に聞いてみるとよいでしょう。
当店サンライズカメラでご購入の際、わからないことがありましたらお問い合わせフォームからお気軽にお尋ねください。

2.レンズメーカー製レンズでもOK

SIGMA製レンズをつけたCanon New EOS Kiss
↑SIGMA製の社外レンズをつけたCanon New EOS Kiss

標準ズームレンズを買う場合、安く購入したいなら「レンズメーカー製のレンズ」を選ぶのもいいですね。

オートフォーカス一眼レフカメラには、ボディと同じメーカーが作ったレンズ(CanonならCanon製、NikonならNikon製)のほかに、レンズ専門のメーカーが製造したレンズも取り付け可能です。

オートフォーカスのレンズでよく見かけるのは

  • SIGMA(シグマ)
  • TAMRON(タムロン)
  • Tokina(トキナー)

という3つのメーカーです。

それぞれ、Canon用、Nikon用、MINOLTA用のように、各メーカー向けのものが作られていて、ボディに合うものを購入する必要があります。
(Canon用レンズをNikonのボディに付ける、ようなことはできません)

状態にもよりますが、フィルム一眼レフカメラが現役の時代、とても多く製造されたので安く中古で買うことが可能。
ただし、レンズメーカー製のレンズは、ボディと同じメーカーのレンズに比べて保証のないジャンク品になってしまう場合も多いです。
初心者の方が最初に買うカメラは当然保証付きのほうがよいので、もし迷ったら保証付きのものを選びましょう。

3.単焦点レンズもおすすめ

Canon EF 50mm F1.8 STM

上でおすすめした標準ズームレンズは、ズームできる、つまり撮影する範囲を変えることができるレンズです。

じつはレンズには、ズームできないものもあります。
それが単焦点レンズです。

ズームできないというと不便に感じるかもしれませんが、その分画質がよく、小さくて軽く、背景をボケさせやすいというメリットがあります。
※この特徴はざっくりとした説明です。

この記事で紹介したものとしては

Canonでは

  • Canon EF 50mm F1.8 II
  • Canon EF 50mm F1.8 STM

Nikonでは

  • Ai AF Nikkor 50mm F1.8 D

が単焦点レンズです。

単焦点レンズは撮影できる写真の幅をぐっと広げてくれます。
もし予算に余裕があったら、一緒に単焦点レンズも購入するのがおすすめです。

電池について

この記事でおすすめしてきたオートフォーカス一眼レフカメラでは、基本的に「リチウム電池」という種類の電池を使います。
(※Nikon F100を除く)

リチウム電池とは、主にフィルムカメラ用に販売された充電できない電池のこと。

この記事で紹介した機種で使うリチウム電池は2種類。

CR2

CR123Aです。

フィルムカメラでよく使われるリチウム電池としては、ほかに2CR5というものもあります。

この記事ではカメラを紹介する表に、どの電池を使うのか記載しました。
カメラを購入するとき、参考にしてくださいね。

フィルムカメラもデジカメ・レンズも最高値の買取を約束します!

オートフォーカス一眼レフカメラでフィルムカメラに入門してみませんか?

初心者の方におすすめのオートフォーカスフィルム一眼レフカメラを紹介しました。

最近人気のフィルムカメラといえばコンパクトカメラですが、一眼レフカメラも思ったより小さく、軽く、しかも本格的な写真を簡単に撮ることができますよ。
中古価格も安いので、これからフィルムカメラを始めてみたいという方は、オートフォーカスの一眼レフカメラを選んでみませんか?

フィルムカメラの世界にぜひあなたも入門してみてくださいね!

脚注

脚注
1「New EOS Kiss – キヤノンカメラミュージアム」(2022年7月19日閲覧)
2「EOS Kiss III – キヤノンカメラミュージアム」(2022年7月19日閲覧)
3「EOS Kiss III L – キヤノンカメラミュージアム」(2022年7月19日閲覧)
4「EOS Kiss 5 – キヤノンカメラミュージアム」(2022年7月19日閲覧)
5「EOS Kiss Lite – キヤノンカメラミュージアム」(2022年7月19日閲覧)
6「EOS Kiss 7 – キヤノンカメラミュージアム」(2022年7月19日閲覧)
7「EOS 7 – キヤノンカメラミュージアム」(2022年7月19日閲覧)
8「EOS 7s – キヤノンカメラミュージアム」(2022年7月19日閲覧)
9「U:主な仕様 – フィルム一眼レフカメラ | ニコンイメージング」(2022年7月19日閲覧)
10「オートフォーカス一眼レフカメラ「ニコン U」ご愛用のお客様へ」(2022年7月19日閲覧)
11「U2:主な仕様 – フィルム一眼レフカメラ | ニコンイメージング」(2022年7月19日閲覧)
12「価格.com – ニコン U2 ボディ スペック・仕様」(2022年7月19日閲覧)
13「価格.com – ニコン Us ボディ スペック・仕様」(2022年7月19日閲覧)
14ニコンイメージング公式Webサイトより「F80D」(2022年7月19日閲覧)
15「F100:主な仕様 – フィルム一眼レフカメラ | ニコンイメージング」(2022年7月19日閲覧)
16ケンコー・トキナー 公式WebサイトよりMINOLTA α-7使用説明書(pdf)(2022年7月19日閲覧)
17「ミノルタの歩み 2000 | コニカミノルタ製品アフターサービス – 株式会社ケンコー・トキナー」(2022年7月19日閲覧)

著者紹介: サンライズカメラ スタッフ

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