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【番外編】6種類のネガフィルムを撮り比べ!あなたはどのフィルムが好みですか?

FUJIFILM(富士フィルム) PRO400Hの作例

こんにちは、雨樹一期(あまきいちご)です。

フィルムカメラとミラーレス一眼カメラの撮り比べコラムを連載、今回は番外編として『フィルム6種類の撮り比べ』をご紹介します。

今回は定番、ふんわり、ノスタルジー、変な色、期限切れ、モノクロの六種類を比較してみました。どれも個性がキラリと光っています。
TOP画像のふんわり写真は『FUJI PRO400H』です。

「デジタルでも、色温度やクリエイティブスタイルを変更すればいいじゃない」と言われるかもしれないですが、フィルムそのものの描写が好きなこともあり、そこはもうロマンです(笑)。
趣味はこだわるほどに面白いですからね。

それでは、フィルム6種類を比較した作例、ご覧ください。

【サンライズカメラスタッフ追記:フィルムの価格などの情報は2018年時点のものです】

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フィルム6種類を撮り比べ

それでは、それぞれのフィルムの作例を見ていきましょう。

カメラはCONTAX(コンタックス) Aria。
レンズはPlanar(プラナー) T* 50mm F1.4を使用しました。

※カメラとレンズについては記事の最後で解説しています。

FUJIFILM C200(カラーネガフィルム)で撮影

FUJIFILM(富士フィルム) C200

まずはじめは、FUJIFILM(富士フイルム)のカラーネガフィルム、C200です。

価格は500円ほど。まとめ買いすると、もう少し安く購入出来ます。安価な割に粒状性も良くて優秀、フィルムらしい描写のC200です。第3回のフィルム・ミラーレス一眼カメラ撮り比べコラム(Sonnar T* 135mm F2.8)でも使用しました。
国内では正規に発売されていないフィルムですが、並行輸入で普通に販売されています。

粒状性が良いというのは、ザラ付きが少ないということです。デジタルでいうところの、高感度撮影時のノイズが少ないのと同じですね。
作例の写真をぱっと見ただけで、デジタルカメラやスマホとの違いが伝わるのではないでしょうか。

FUJIFILM(富士フィルム) C200の作例
絞り優先/F4/露出補正−1

カラーネガフィルムは黄色〜赤カブリすることがあるのですが、C200はそれがランダムで表れます。いい意味でノスタルジックになりますね。

FUJIFILM(富士フィルム) C200の作例
絞り優先/F5.6

ノスタルジーを感じる時間帯や場所にはやっぱりフィルムが合いますね。
記憶の世界を表現出来るのはフィルムならではです。

FUJIFILM(富士フィルム) C200の作例
絞り優先/F8

この作例はアメ横の入り口をただ撮影しただけ。
なのですが、デジタルでは本当にただ撮っただけの一枚になるところ、フィルムだとどこか味のある一枚に。

FUJIFILM(富士フィルム) C200の作例絞り優先/F2.8/露出補正+1

FUJIFILM(富士フィルム) C200の作例絞り優先/F1.4/露出補正+1

価格が安いことも考慮すると普段使いには一番かもしれませんね。とりあえずこれを使っておけばフィルムらしい写真が撮れます。

2021年9月追記

サンライズカメラ スタッフより追記……

FUJIFILM C200は残念ながら生産が中止されたようで、2021年現在、すでに入手が難しくなってしまっています。
(市場在庫のみのようです)
ほかのフィルムと比較して低価格だったこともありスタッフの私も重宝していたのですが残念です。

富士フィルムで価格が安めのカラーネガフィルムを使いたい場合、感度が下がってしまいますがFUJICOLOR 100(フジカラー100)が1本800~900円程度で購入可能です。

FUJIFILM PRO400H(カラーネガフィルム)で撮影

FUJIFILM(富士フィルム) PRO400H

次に富士フィルムのプロ用カラーネガフィルム。PRO400Hでの作例です。

価格は1220円。低彩度で優しく、柔らかい描写。明るく撮ることでうっすらと青みがかった色になります。
ゆるふわなカラーネガフィルムの定番ですね。僕もよく使います。

FUJIFILM(富士フィルム) PRO400Hの作例
絞り優先/F1.4/露出補正+2 1/3

この作例はTOPの写真ですね。第1回の撮り比べコラム(Planar T* 50mm F1.4 + CONTAX Aria)の作例でも使用したフィルムですが、そのときはフィルムらしい雰囲気を出したくて適正露出で撮影しました。
今回はPRO400Hらしさを全開で、ゆるふわな雰囲気で撮影。

FUJIFILM(富士フィルム) PRO400Hの作例
絞り優先/F1.4/露出補正+2 1/3

少しパステル調になります。この青緑はたまりませんね。

FUJIFILM(富士フィルム) PRO400Hの作例
絞り優先/F2.8/露出補正+2

「FUJIFILM C200」のようなノスタルジックさはすっかり消えました。
同じ富士フィルム製同士で比較すると、写りの差がよくわかると思います。

FUJIFILM(富士フィルム) PRO400Hの作例
絞り優先/F4/露出補正+2

大好きなローアングル撮影。逮捕されないように気をつけます(笑)。余白を入れつつ奥行きのある一枚。

FUJIFILM(富士フィルム) PRO400Hの作例
絞り優先/F1.4/露出補正+2

こんなものまでどこか爽やかで、絵になるフィルム。青や緑を入れるのがオススメです。

FUJIFILM(富士フィルム) PRO400Hの作例
絞り優先/F1.4/露出補正+2

東京駅で撮影した作例。
どこか優しい雰囲気になりました。
このフィルムを使用する際はとにかく明るく撮っています。露出補正で+2でもいいのですが、感度設定を100にしても明るく撮れますよ。

価格は少しお高めですが、唯一無二の活躍をしてくれるので、我が家では常にストックをしています。

2021年9月追記

サンライズカメラ スタッフより追記……

FUJIFILM PRO400Hも残念ながら2021年に生産が終了してしまいました。
中古でプレミア価格がついていることも……。

描写に定評のあるプロ用カラーネガフィルムとしては、PRO400Hと比較すると価格は高めですがKodakのPortra(ポートラ)シリーズが購入可能です。

Retro Chrome320(リバーサルフィルム)で撮影

Retro Chrome320(レトロクローム)

次の作例はリバーサルフィルム(ポジフィルム)のRetro Chrome320です。

海外の『Film photography Project』でのみ販売中の『Retro Chrome320』です。
描写があまりに気に入り過ぎて、僕は100フィート缶を購入してフィルムローダーで巻き取ってワークショップなどで使ったり、ネットショップで販売をしています。
上記の写真はその手巻きしたフィルムで、「70s Summer」というフィルム名を勝手に付けて、ステッカーを貼っています(笑)。

100フィート缶とは約30.5mの長く巻かれた状態で販売されているフィルムのことです。これを一つ購入すれば、36枚撮りのフィルムを18本くらい制作できます。
フィルム全盛期はそれを使用して撮影している方が多かったのですが、販売終了も相次いでしまって、国内ではモノクロしか手に入らなくなりました。

Retro Chrome320(レトロクローム)の作例
絞り優先/F4

描写は見ての通りで、黄味がかっていて、強いザラ付き。まるで昭和の頃に撮ったかのようです。
現在手にいれることが出来るフィルムの中では最もノスタルジックですね。

Retro Chrome320(レトロクローム)の作例
絞り優先/F2

作例を撮影したのは江戸東京たてもの園。古い建物が並んでいます。一歩足を踏み入れればタイムスリップしたかのような雰囲気。

フィルムで撮るべき場所であり、このフィルムが最も相性が良いのではと思っています。

Retro Chrome320(レトロクローム)の作例
絞り優先/F2

子供の頃の写真って劣化してこんな色味になっていたりしますよね。それがナチュラルに再現出来る。フィルムカメラの魔法です。

Retro Chrome320(レトロクローム)の作例
絞り優先/F1.4

長屋・ちゃぶ台・お手玉。こんなとこに住んだことはないし、こんなシチュエーションも経験はないのですが、懐かしさを感じるのはなぜでしょうかね。

Retro Chrome320(レトロクローム)の作例絞り優先/F1.4

とにかく、これもまた唯一無二なフィルムですね。

デジタルのノイズは邪魔だと感じるのですが、それと比較するとフィルムのザラ付きは味になりますね。

Lomography LOMOCHROME PurpleXR100-400(ネガフィルム)で撮影

Lomography(ロモグラフィー) LOMOCHROME PurpleXR100-400

次はLomography LOMOCHROME PurpleXR100-400
カラーネガフィルムです。

価格は1380円(2018年現在)。ロモグラフィーが販売している変わり種フィルム。
予想のつかない発色に驚くこと間違いなしです。

作例のとおり、すごい色なんです。

Lomography(ロモグラフィー) LOMOCHROME PurpleXR100-400の作例
絞り優先/F1.4

発色はピンク〜赤〜紫。おそらく光によって、ガラリと変化します。逆光になるほど荒れ狂う感じです(笑)。

Lomography(ロモグラフィー) LOMOCHROME PurpleXR100-400の作例
絞り優先/F5.6

普通に撮ればこの色味が多めになりますね。どんな被写体と相性が良いのか分かりません(笑)。
でも突然、無性に使いたくなるフィルム。

Lomography(ロモグラフィー) LOMOCHROME PurpleXR100-400の作例絞り優先/F8

ドラマチックというよりも、サイケデリックですね。見たことある風景も、見たことない場所に。
普段の通勤路などで使ってみるのも面白いかもしれませんね。

Lomography(ロモグラフィー) LOMOCHROME PurpleXR100-400の作例絞り優先/F5.6

太陽は隠して逆光で撮影。ほかの作例と比較するとかなり赤が強くなりました。

Lomography(ロモグラフィー) LOMOCHROME PurpleXR100-400の作例
絞り優先/F8

太陽も入れてのド逆光で撮影。紫に転びましたね。
とにかく、目に見える色をぶっ壊してくれます。

2021年9月追記

サンライズカメラ スタッフより追記……

lomographyの公式サイトによると、2021年9月現在、公式Webショップには在庫があるようです。

期限切れフィルム Kodak GOLD400(ネガフィルム)で撮影

Kodak(コダック) GOLD400

次の作例はKodak GOLD400の期限切れです。当時の価格はとても安く、500円以下で購入が出来ました。鮮やかさもあり、トイカメラとの相性はとても良かったです。

期限切れってなんや?ってことですが、フィルムには生産から2年ほどの期限があり、それをこえて使用すると発色が悪くなったり、ザラ付きが強くなります。
中古フィルムカメラ店などで購入することができます。

期限が切れても10年くらいなら像がなくなることはありませんが、めっちゃ薄くて何を撮っているか分からない、なんてこともあります。
とにかく使ってみないと分かりませんが、大化けすることもあり、これまたフィルムの楽しさの一つですね。

Kodak(コダック) GOLD400の作例
絞り優先/F4

てことで、いつ期限が切れたのか分からないものを使用しましたが、割と普通、でしたね(笑)。

Kodak(コダック) GOLD400の作例
絞り優先/F2.8

ただ、期限内のものと比較するとザラ付きは強く、発色も落ちている感じはあります。
上の方に掲載したFUJIFILM C200やPRO400H作例と比較すると、ざらつきや色の違いがわかるでしょうか?

Kodak(コダック) GOLD400の作例
絞り優先/F1.4

ボケ部分のザラ付きなんて、いかにもフィルムという仕上がり。

Kodak(コダック) GOLD400の作例絞り優先/F4

タイヤがただ転がっているだけですが、僕にとってはいい被写体。周りからすると変な人。

Kodak(コダック) GOLD400の作例
絞り優先/F8

ラストの作例は「江戸東京たてもの園」のメインストリートですが、これだけ人がいないことは初めてでした。しかも絵になる着物(浴衣?)の女性。
炎天下の撮影もたまにはいいものです。

2021年9月追記

サンライズカメラ スタッフより追記……

中古カメラ店などで購入できる期限切れフィルム。
価格は時価です。

作例のように面白い効果を得ることができますが、フィルムは生鮮品と同様、時間がたつほど性能が落ちていきます
きちんとした色や粒子でカメラ・レンズの性能を引き出すなら新品を。
色が転んだ写真を撮影したい場合、カラーネガフィルムならおおむね10年くらい経ったものを使うと描写が変化していることが多いです。

いっぽう、モノクロフィルムはカラーネガやポジよりは比較的性能が落ちるのが遅い印象です。

Lomography EARL GREY 100(モノクロフィルム)で撮影

Lomography(ロモグラフィー) EARL GREY 100

最後の作例はモノクロフィルムです。
Lomographyの製品、EARL GREY 100というもの。

3本セットで販売されていて、1本あたりの価格は650円くらいですね(スタッフ注:2021年現在も同様の価格で販売されています)。
比較的安めのフィルムです。

特徴は強コントラストで、白飛びと黒潰れをしまくること(笑)。
どうしても数枚は失敗も出てくるけど、インパクトは生まれます。

Lomography(ロモグラフィー) EARL GREY 100の作例
絞り優先/F2

色がないからこそ表現出来ることがあります。情報が少なくなるほど、それを探そうとします。
だからモノクロは「曖昧さ」を入れて撮影するのがコツです。

ということで、撮影のポイントだとかうんちくをあまり多くを語りたくないのも、モノクロ(笑)。

Lomography(ロモグラフィー) EARL GREY 100の作例
絞り優先/F1.4

モノクロフィルムで撮るようになると、白と黒で表現しなくちゃいけないので、明暗差も気にして撮影するようになりますね。
写真の上達にも良いのではないでしょうか?

Lomography(ロモグラフィー) EARL GREY 100の作例絞り優先/F2.8

SLですね。いい被写体です。でも、あえてそれをボカして撮影なんてことをしていたら、SL自体をちゃんと撮ったのが一枚もなかったです。
白と黒だとか、光と影だとか、曖昧さを意識し過ぎるとこうなっちゃうので、抑えもちゃんと撮っておきましょう。

Lomography(ロモグラフィー) EARL GREY 100の作例絞り優先/F4

見ての通り桜の木を撮影した作例です。なんてことない一枚かもしれませんが、僕的にはとってもお気に入り。ゾクっとする魅力があります。
僕だけかもしれないけど(笑)。

Lomography(ロモグラフィー) EARL GREY 100の作例
絞り優先/F1.4

いいですね。モノクロフィルムも。
手焼きも出来るし、フィルムカメラで撮る意味も出てきますね。

2021年9月追記

サンライズカメラ スタッフより追記……

Lomography EARL GREY 100は2021年9月時点で店頭在庫があるようです。
3本セットで2000円強の価格で、ヨドバシカメラやビックカメラで入手可能です。

他のモノクロフィルムが値上げしたのと比較すると相対的に価格が安めになってきたので、実用としておすすめできるかもしれないですね。

なお、このフィルムは通常のモノクロフィルム(イルフォードXP2のようなC-41現像ではない)のため、現像タンクなどのでの自家現像が可能です。


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今回使用したフィルムカメラ CONTAX Aria + Planar 50mm F1.4について

撮影に使用したフィルムカメラ・オールドレンズについて簡単に解説します。

ボディ:CONTAX Aria(コンタックス アリア)

CONTAX Aria(コンタックス アリア)

メーカー Carl Zeiss(ヤシカ、京セラ)
形式 電子式一眼レフカメラ
シャッター 16秒〜1/4000秒(オート・絞り優先)
4秒〜1/4000秒(シャッター優先)
B、4秒〜1/4000秒(マニュアル)
電子式
縦走り金属幕フォーカルプレーンシャッター
シンクロ同調速度1/125秒
露出計 評価測光
中央重点測光
スポット測光
AE プログラムAE
絞り優先AE
シャッター優先AE
マニュアル
ファインダー 視野率95%
0.82倍
レンズマウント ヤシカ・コンタックスマウント
巻き上げ 自動巻き上げ・巻き戻し
使用電池 CR2リチウム電池x2
発売年 1998年

今回の作例でも、これまでのフィルムカメラ・ミラーレス一眼カメラ撮り比べ記事で使用したCONTAX Aria(コンタックス アリア)を使用しています。

これまでの記事ではCarl Zeissの4種類のレンズにて作例を撮り比べてみましたが、あらためていいカメラだなーと感じました。
ボディの形状に丸みがあり、描写の柔らかさも含めて女性的

無骨さもありません。

『ワイはフィルムカメラやで!』ではなく、
『わたしフィルムカメラよ♡』という感じ(笑)。

絞り優先・シャッタースピード優先での撮影も出来るので、露出も丸投げ出来ます。
ピントはマニュアルですが、露出をお任せ出来るだけでもフットワーク軽く撮影が出来ますね。

シャッタースピードは最速が1/4000と、現代のデジタルカメラにも匹敵します。
撮影と同時に自動でフィルムを巻き送りますが、音も軽快です。
マニアックな僕は、撮影後の巻き送りという作業も好きなので、「それは自分で送りたい!」と思いましたが、そうやって無理やりけなしてしまうくらい(笑)、非の打ち所がないカメラですね。

そんな魅力的なカメラCONTAX Aria。いろんなレンズだけでなく、いろんなフィルムで撮りたくなります。

中古ではとても人気の高いカメラ

サンライズカメラ スタッフより……

CONTAX Ariaは、自動巻き上げ・自動巻き戻しのカメラとしては中古人気がもっとも高い機種のひとつ。
ヤシカ(京セラ)・コンタックスのフィルム一眼レフのなかでも最人気のカメラです。

ほかのフィルムカメラと比較すると中古価格は高め。
ですが、その価格相応の働きをしてくれることでしょう。

レンズ:Planar T* 50mm F1.4

プラナー50mm F1.4 MMJ

中古価格 55,000-65,000円程度
マウント Y/Cマウント
構成 6群7枚
メーカー Carl Zeiss(ヤシカ、京セラ)

今回、掲載している作例写真で使用したレンズは、『Carl Zeiss Planar T* 50mm F1.4』で統一しました。
Planar T* 50mm F1.4については、こちらの記事でもフィルムカメラとミラーレス一眼カメラの写りを比較した記事を紹介しているのでぜひご覧ください。

[オールドレンズ撮り比べ1]CONTAX Planar T* 50mm F1.4 MMJはレンズ沼へ引き込む銘玉

フィルムごとの魅力を味わってみませんか?

ということで、今回は番外編としてフィルムの魅力を伝えるコラムにいたしましたが、もちろんフィルムだけでなく「最新のデジタル用レンズ」にも「ミラーレス一眼カメラ+オールドレンズ」にもそれぞれ魅力はあります。

それぞれの魅力を、撮影する場所や被写体などによって使い分けるのも、一つの表現だと思います。

そしてフィルムカメラを使うのなら、そこからさらにどのカメラで、どのレンズで、どのフィルムを使うかなども選択していければ、撮影がより楽しくなるのは間違いありません。

また、今回使用したフィルムの作例は、全て『無補正のデータ』で仕上げてもらっています。
お店によっては仕上がりの色味を選べたり、自動補正がかけられることもあります。
でも、それだとフィルムの特徴が失われることになるので、まずは『無補正』でその個性を楽しんでみて下さいね。

Retro Chrome320(レトロクローム)の作例

次の記事はこちら

次回はオールドレンズの定番、PENTAX Super Takumar(スーパータクマー)の写りをフィルムカメラとミラーレス一眼カメラで比較した作例をご覧ください!

[オールドレンズ撮り比べ4]PENTAX Super Takumar 55mm F1.8はTHE 入門レンズ。でも実は写りは絶品!

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著者紹介: 雨樹 一期(Ichigo Amaki)

フィルムカメラ・トイカメラの多重露光などで作品撮りの傍ら、大阪・東京を中心に全国でフィルムカメラワークショップを開催。
その他、カメラの個人レッスン、ペット・家族の撮影をしています。 基本、娘と猫と珈琲とカレーに生かされてます。

HP : 雨樹一期写真事務所
blog : フィルム寫眞手帖

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