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Mamiya M645シリーズと645 Pro 機動性・抜群の中判一眼レフカメラ

Mamiya 645 Pro TL

Mamiya 645 Proはマミヤの645判一眼レフカメラ。
マミヤ645シリーズは全体的に安価で、手軽に中古の中判一眼レフが欲しい方に最適なカメラだといえるでしょう。

ゼンザブロニカやペンタックスなど国産中判カメラは数多くありますが、マミヤの中判一眼レフの特徴は、他に比べて現在、とても安価に中古でシステムを組むことができること。

さらに多種多様なマミヤ セコールレンズが使えるのも大きな魅力です。
M645シリーズのマニュアルレンズは現在、中古でとてもリーズナブルに揃えることができますよ。

それでいてプロの使用に耐えうる中判一眼レフならではの作りの良さは一級品。
初めての中判一眼レフを中古で手にする方にもおすすめです。
マミヤでしか使えないセコールレンズを、ぜひMamiya 645Proで味わってみませんか?

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Mamiya645Proと645シリーズ

中判カメラの雄・マミヤの645判の一眼レフカメラ。
それがマミヤ645シリーズです。

マミヤ645シリーズとは、いったいどんなカメラなのでしょうか。

マミヤ645シリーズの概要について、中古フィルムカメラ専門店サンライズカメラのスタッフが紹介します。
ぜひ中古を探すときの参考にしてくださいね。

マミヤ645シリーズ

Mamiya 645Pro TL

マミヤ645シリーズは、マミヤの中判カメラのなかでも比較的後発のグループ。

マミヤの中判一眼レフといえばRB67やRZ67シリーズが中古で有名ですが、67判の初代RB67の発売は1970年

マミヤRB67Proシリーズ 万能機械式中判一眼レフはリーズナブルな選択肢

いっぽうマミヤ645シリーズの初代、M645の発売は1975年です。

スタジオカメラとしての性格が強く、ストロボ同調に強いレンズシャッターを採用したRB67・RZ67シリーズとは異なり、マミヤ645シリーズは基本的にフォーカルプレーンシャッターを採用しています。

特筆すべきは、実は初代M645は世界初の645判一眼レフであったということ。
のちにゼンザブロニカETRやPENTAX 645など645判の一眼レフが続々と登場することになりますが、実は、マミヤこそがこの判型の元祖であったわけなのです。

ライバルと同じく、マミヤ645シリーズも小型で持ち運びやすいカメラ。
35mmの3倍の面積を誇る645判が、いまなら中古カメラで気軽に楽しめますよ。

中古マミヤならサンライズカメラ
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マミヤ645シリーズ共通の特徴・スペック

Mamiya 645Pro TL

現在中古で手に入る、フィルム時代のマミヤ645シリーズを分類するとすれば、以下の3つに大別できるでしょう。

  • ハッセルブラッドを彷彿とさせる外観の初代M645・M645 1000S・M645J
  • モダンなルックスになったM645 SuperやM645Pro
  • AF化したM645AFシリーズ

これらに共通する大きな特徴として、まずレンズマウントが共通であることが挙げられます。
ただしAFレンズはマニュアルボディに取り付けできない構造なので注意しましょう。

シャッターは初代M645から電子式のフォーカルプレーンシャッターです。
さらにファインダーは基本的に交換式となっており、ウエストレベルファインダーとアイレベルファインダーの双方が利用可能です。

では、それぞれのシリーズの特徴について紹介します。

初代M645シリーズ:ハッセルを彷彿とさせる外観

Mamiya 645 1000S

形式 中判一眼レフカメラ
シャッター B、1秒〜1/500秒(初代M645、645J)
B、1秒〜1/1000秒(M645 1000S)
縦走り布幕フォーカルプレーンシャッター
レンズマウント マミヤ645マウント
露出計 プリズムファインダーに内蔵
中央重点測光
AE なし
AF なし
ファインダー 交換式
電池 4LR44(Amazon) x1
発売年 1975年(初代)
1976年(1000S)
1979年(645J)

1975年に発売された初代M645から始まるシリーズです。

特徴は、金属外装を貼り革で装ったクラシカルな外観。
誤解を恐れずに言えば、ハッセルブラッドに雰囲気が非常に似ています
とくにウエストレベルファインダーを装着した姿はとてもスタイリッシュです。

初代M645(1975年)・M645 1000S(1976年)・M645J(1979年)が存在していますが、大きな違いはシャッター速度。
M645とM645J(輸出用廉価版機種)は最高1/500秒。
M645 1000Sは名前の通り最高1/1000秒となります。

また、この3機種はフィルムバックの交換ができない固定式です。

中古の価格は、さまざまな中古中判一眼レフのなかでも、最も安価な部類です。
電装系に不安があるとの評判もありますが、筆者が持っている初代M645は、モルト交換のみでいまも快調に動作しています。

中古で探す際に、電子シャッターなどの機構が快調なものを選べば、まだまだ現役で使うこともできますよ。

645判と6×6判で判型が異なるとはいえ、その外観からプアマンズハッセルとしてもおすすめできる中古カメラです。
むしろ、80年代然とした外観となった次機種よりも、こちらのほうが中古カメラ「らしい」格好良さがあるとさえいえます。

中古マミヤならサンライズカメラ
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M645 Super・645Proシリーズ

Mamiya 645 Pro TL

形式 中判一眼レフカメラ
シャッター B、4秒〜1/1000秒
縦走り布幕フォーカルプレーンシャッター
レンズマウント マミヤ645マウント
露出計 AEファインダーに内蔵
中央重点測光
スポット測光
AE 絞り優先AE
AF なし
ファインダー 交換式
電池 4LR44(Amazon) x1
発売年 1985年(Super)
1992年(Pro)
1997年(Pro TL)
1998年(E)

1985年に発売したM645 Superからは、ボディの外観がぐっと近代的になり、フィルムバックも交換式となりました。

レンズマウントはそれまでと共通で、レンズを相互に装着・使用可能です。
ただしファインダー含め初代M645シリーズとM645スーパー以降で、アクセサリーの互換性はありません。

機種としては以下のボディが存在しています。

M645 Super(1985年):マミヤ645シリーズ初のフルモデルチェンジ
M645Pro(1992年):M645Proの弱点であった電池消費を改善
M645Pro TL(1997年):ストロボのTTL調光を搭載
M645E(1998年):M645 1000SをベースにM645Proと同様の外装を装着した廉価機

こちらも中古は安価な部類。
中古カメラ店ではジャンク籠でも非常によくみかける印象があります。

中古マミヤならサンライズカメラ
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M645AFシリーズ

Mamiya 645 AF D

形式 中判一眼レフカメラ
シャッター B、30秒〜1/4000秒
縦走り金属幕フォーカルプレーンシャッター
レンズマウント マミヤ645マウント
露出計 中央重点測光
スポット測光
AE プログラムAE
絞り優先AE
シャッター優先AE
AF 搭載
ファインダー 交換式
電池 単3乾電池 x6
発売年 1999年

1999年発売のマミヤ645AFでは、ついにオートフォーカス化を実現。
ただしAFレンズはそれまでのMFボディでは使用できなくなってしまいました

さらに2001年にはM645AF Dにてデジタルバックに対応。
その後、DII(2005年)、DIII(2008年)、DF(2009年)、DF+(2012年)と改良され、デジタルバック用のカメラとして今も現役でプロに使用されています。

こちらは、状態にもよりますが中古価格は一定の水準を保っています。
またレンズも、MF時代のレンズに比べ、現役として使えることもあり中古は高めです。

中古カメラファンの間であまり注目されていない機種ですが、ぜひあなたの手で魅力を引き出してみませんか?

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645判のライバル機種たち

マミヤ645と同じセミ判にはライバル機種も存在します。

機動性ならペンタックス645が。
拡張性ならブロニカが。
高級感ならCONTAXがずば抜けており、どれも個性的。

645判一眼レフをお探しの際は、比較してみるのもおすすめです!

PENTAX 645N・NII 完全自動の小型軽量中判一眼レフ

Zenza Bronica ETR(ゼンザブロニカETR)シリーズ 機能美あふれる645判システム一眼レフ

もっとも美しい中判一眼レフCONTAX 645を愛でる・使う

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おすすめの中判フィルム

中判カメラで使う120フィルムは、以下のものがおすすめです。 ポジフィルム(リバーサルフィルム)で撮影するなら、富士フイルムのPROVIA 100Fが定番です。

小型で手堅くまとまった中判一眼レフ マミヤ645シリーズ

マミヤ645シリーズは、中判一眼レフカメラの中でも比較的安価に入手可能。
そのため中判カメラ入門にもおすすめです。

中判一眼レフはレンズが高価なことも多いですが、マミヤ645シリーズならレンズも中古がリーズナブルな値段に値下がりしているので、システムを組んでさまざまなシチュエーションで活用できますよ。
比較的小型・軽量なので、普段から持ち歩くのもおすすめです。

ぜひマミヤ645シリーズで中判カメラの楽しみを味わってみてくださいね。

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著者紹介: サンライズカメラ

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